昨日は閉店間際に、大手管理会社様より緊急のご依頼がありました。
自宅ドアの鍵穴にキーを挿して入室しようとしたが、キーの半分程しか入らず、入室できないとの事。
開錠のご依頼は緊急ですので、すぐ支度して現場に向かいました。
現場に着いて見ると、シリンダーはなんと伝説の『オーシマ』でした。都内の古い高級マンションでは
時々見かけますが、地元立川で見るのはおそらく初めてかと。なんて感激している場合ではありません。
カギが挿さらない原因としては・・・
①子供が面白半分(真剣?)に開錠しようと木の枝や針金を入れてしまうパターン。
②ストーカーや騒音問題などご近所トラブルによる嫌がらせ行為。 犯罪です。
この場合は接着剤などを使うことが多いので、まず鍵穴から掻き出すことは不可能です。
③ホコリや雨などで、内部の潤滑性が低下している場合。
④いたずらか、経年劣化により、内部のピンかタンブラーが破損している場合。
大体①か③であれば、外側から開けることは可能だと思いますが、②か④の場合はカギを壊すか、他の場所(窓など)
から入室するしかありません。
今回の場合、鍵穴を覗いたり、特殊工具を鍵穴に挿入してみたりしたところ、③のパターンのようでした。
鍵穴専用の潤滑剤をスプレーすると、嘘のようにキーが滑らかに入り、開錠することができました。
一応開錠後、シリンダーを外してクリーナーで内部を洗浄し、再度潤滑剤を注して作業を終了しました。
おそらく以前からカギの抜き差しがきつかったのではないでしょうか。 本当でしたら、時々ホームセンターなどでも売っている
カギ穴専用の潤滑剤でメンテナンスすれば、このような事もないのですが、ふつうは何もしませんよねー。 ご注意ください。